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コンクリート造ですか?...いえ、木造です

壁の少しくぼんだところに玄関ドアがあります。打ち放しコンクリートの袖壁は、力強く象徴的に建物の入り口を表示します。

「三角狭小敷地の家」の設計 ③


 住宅を設計する際に、お施主様と一緒に様々な検討をします。「三角狭小敷地の家」を題材に、実際にどのような提案をさせて頂いているかをご紹介するシリーズの第3回です。


 前回のブログで、「三角狭小敷地の家」では駅からの往来が多い南側道路から玄関ドアが見えないように「コンクリートの目隠し壁」を設置したことを書かせて頂きました。


 敷地いっぱいに建物を建てる時は、玄関と道路の間に十分な距離がとれないので、玄関のプライバシーをどのように確保するかが問題となります。


 「三角狭小敷地の家」の場合は、最寄り駅が西側で、東側は公園と川で人の往来がほとんど無かったので、玄関の西側に衝立(ついたて)のような目隠し壁を設置しました。また、目隠し壁は重厚感のある「打ち放しコンクリート」として、玄関庇は屋外通路の庇と一体化した「大きな庇」とすることにより、風格のある玄関となるように演出しています。


 1階の木造の外壁は濃灰色の鋼板で覆われて、このコンクリートの壁だけが露出しているので、「コンクリート造ですか?」と聞かれることがあります。実は、計画当初は1階はすべてコンクリート造で検討していましたが、コスト調整の結果、このコンクリートの壁以外は木造となりました。


→ 三角狭小敷地の家