メインの内容へ進む

BIMとは何か?…BIMを使用する3つのお施主様メリット

千成幼稚園 建替新築工事

 当事務所で設計させて頂いた千成幼稚園のBIM動画を先日このHPにアップロードしました。


 Works 施工事例:千成幼稚園 建替新築工事 (h-architects.net)


 私自身は設計にBIMを使い始めて10年近くになります。10年前と比較して、BIMを使用している中小設計事務所が最近は多くなりましたが、一般の方にはまだ聞きなれない言葉のためか、今でも「BIMとは何か?」というご質問をよく受けます。私からの回答としては、「コンピュータ(PC)の画面上でぐるぐる動かして見れる模型ですが、紙や木で作った模型と違って図面情報も入った模型なので、平面図や立面図といった建築図面も模型と同時に出来上がっていく便利なツールです」と説明します。そして、お施主様へのメリットとしては、主に以下の3つを挙げさせて頂いております。



●メリット1_3次元の模型で建物の外観やインテリアを「常時」確認できる


 紙や木の模型は、ある程度設計内容がまとまってから作るので、設計打合せの途中で小さな変更を確認することは出来ません。また、室内は模型が大きくない限りはのぞいてみることが難しく、手描きのパース(内観スケッチ)も製作に時間がかかり、視点を動かして見るには改めて描く必要があります。。


 BIMを使用する場合は、設計変更を反映した最新のBIMモデルを「常時」PCの画面上でぐるぐる動かして見ることができるので、2次元の図面ではわからない建物内外の見え方を正確に把握しながら打合せを進めることができます。また、敷地の緯度・経度を入力して、太陽の動きをシミュレーションできるので、窓からどのくらいの光が入るのかも検討することが可能です。



●メリット2_設計変更が容易


 手描きの図面では、設計変更があるとすべて描き直しとなります。また2次元CADでは、2次元の図面は修正が比較的容易ですが、3次元での変更の影響を考えた場合に、修正する2次元の図面の量が膨大になることがあります。


 BIMを使用する場合は、設計変更でPCの3次元模型を修正すると、関連する2次元の図面もほぼすべて自動的に変更されます。したがって、お施主様の変更要望も比較的容易に受け入れることができます(なるべく変更は少ない方が設計者として助かるのは事実ですが...)。


●メリット3_省力化によるコスト減


 BIMを使用する場合は、上記メリット1・2にあるように、木や紙の模型・手描きのパースをつくる労力や、設計変更に伴う労力を大幅に削減することが出来ます。また、これまで外注していたパースや動画の製作費用も不要です。これら労力や外注費用の削減は、お施主様が支払う設計料にも反映されます。



 以上がBIM使用による主なお施主様メリットですが、ツールは使い手次第なので、うまく使用できないとかえって手間がかかってしまう設計者も多いようです。私自身はこれ以上便利なツールは無いと思っていますが、設計者それぞれ自分にあったツールを使用すればよろしいかと思います。


 当事務所のBIMによる設計提案をご検討頂ける場合は、まずはトライアルプランの作成も可能です。


 Flow ご依頼の流れ:Flow (h-architects.net)


 どうぞお気軽にご連絡ください!